紙上ブログ 不動産屋の独り言 866 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 家主と入居者の美しい信頼関係(上) 思いやりは双方から
住宅新報 2026年9月8日 号 6面

当社から最も遠い場所にある管理物件(杉並区)の話。1階の2LDKには当初、大学生の兄弟が入居していた。弟は地方の企業に就職が決まり、大学院に進んでいた兄も社会人となったが、そのまま一人暮らしをしている。
先日、母親からメールと写真がきた。「草がかなり伸び、庭の木の枝も隣地にまで伸びているのですが、除草剤をまいてもよろしいでしょうか」とのこと。蚊も多く飛んでいて洗濯物を干すのにも難儀しているという。
家主に連絡すると、「除草剤は今の段階でまいても効果は薄いから、近日中に私が草取りに行くので待って、と伝えてほしい」とのこと。以前は、当初からの家主である兄が隣の戸建てに住んでいたが、その兄は亡くなって横浜に住む弟が家主となり、隣の戸建ては空き家になっている。
















