創建グループ 「災害に強い家」発売 伝統の木組みをプレカットで
住宅新報 2019年12月17日 号 12面
創建(大阪市中央区、吉村孝文会長)と同社グループの木の城たいせつ(北海道栗山町、吉村直巳社長)は20年秋から、木造住宅「千年品質伝統工法の家 Kinoshiro2020『INOCHI』」を本格販売する。同商品は伝統的な宮大工の技術を活用。太陽光発電システム(PV)、蓄電池、空気から水をつくる製水器、津波シェルターを標準搭載し、災害大国・日本における「災害に強い家」を追求した。
12月10日、都内で開いた発表会で、吉村会長は「住宅は家族の生命を守る場所。創建グループのノウハウをすべて結集し、『災害に強い家』を研究してきた」と述べた。
創建グループはこれまで札幌市南区の石山神社の建て替えをはじめ、福島県双葉町の諏訪神社の再建などを手掛けてきた。「INOCHI」は木材を組み合わせる「木組み」の伝統工法に、木の城たいせつのプレカット工場の技術を活用。この工法はエネルギーを構造躯体全体に分散させ、地震や台風などの外力に対して高い強さを誇る。また、壁は構造用合板で一体化し、耐震性を高めた。
構造材には北海道産のカラマツを主に使用する。カラマツはスギやヒノキよりも強度は強いが、乾燥すると割れやねじれが発生しやすいという欠点がある。そのため、北海道立総合研究機構の乾燥技術を駆使して建築用構造材としての採用に至った。



















