都道府県別 新築・中古マンション価格の年収倍率 2014 ~年収換算による全国の新築・中古マンション“ 買いやすさ”分析~ Ⅲ 中長期的な年収倍率の変遷
連載: Kantei eye

った。ここでは、1985年から現在にかけての新築マンション価格の年収倍率を集計・掲出することで、直近のマンション価格が平均年収に対して妥当の範疇であるのか、あるいは逸脱しつつあるのかについて中長期的な視点に立って俯瞰してみた。
東京都における新築マンション価格は、1980年代後半に急騰して1989年には1億円を突破、1990年には1億766万円の高値を付けて年収倍率も18.12倍まで拡大した。マンション価格が急騰する前の1985年における年収倍率は8.08倍で、僅か5年という短い期間で10ポイント以上も拡大しており、この時期における新築マンション価格の値付けが一次取得者である一般勤労者の所得水準から如何にかけ離れていたのかを窺い知ることができる。“90年代バブル期”における新築マンションの価格高騰と年収倍率の急拡大は周辺地域でも同じく発生しており、ピーク時の年収倍率は神奈川県で15.32倍、埼玉県で10.50倍、千葉県で10.48倍を記録した。
























