政令市指定から四半世紀 仙台市マンション開発の歴史と特徴 ~震災後急激に変化する市場動向と被災マンションの2次調査結果~ Ⅳ.東日本大震災前後の市場動向~
連載: Kantei eye
ション市場の動向については総合的に取りまとめて公表された例がなく、震災前後での市場動向の変化はあまり知られていない。1995年1月の阪神・淡路大震災の際には、発生から半年くらいの間で主に住宅不足に起因した中古マンションの価格上昇が確認されたが、今回の震災前後では市場動向にどのような変化が生じていたのだろうか。ここでは東日本大震災前後における仙台市のマンション市場動向について、新築・中古マンション価格をはじめとするデータを用いて四半期ベースで分析し、その変化や特徴について検証を行った。
(1)新築マンション市場
新築マンションの供給戸数は、2008年9月のリーマン・ショック以降明らかに減少し、四半期ベースでも300戸を下回るケースが多く見られる。震災後は新築マンションの販売自粛や工期延長などにより供給戸数は一時的に減少していたものの、震災から1年が経過した2012年第2四半期から復調し始めて、直近では四半期ベースで400戸前後と震災前の供給規模をやや上回る水準に戻している。坪単価の推移においても震災を境に緩やかな上昇基調へと移行している様子が窺えるが、一因として免震装置や制震装置を備えた新築マンションの供給増加傾向が挙げられる。
























