ひと 高齢期を楽しく前向きに フージャースコーポレーションシニア事業管掌執行役員 佐藤 多聞さん
住宅新報 2026年6月9日 号 2面
連載: ひと
〝分譲型〟シニア向けマンションでトップを走るフージャースコーポレーション。2015年に第1号を完成させて以降、約20棟を供給してきた。4月には首都圏以外で初となる名古屋に進出。「デュオセーヌ覚王山」のモデルルームをオープンした。「反響は上々。『こういうものが欲しかった』という声をいただいている。2棟目、3棟目も計画中だ」。
更に、今春「シニアラボ(仮称)」を立ち上げた。5000人の会員組織を携え、外部の企業や大学と共に調査・研究を行っていく。第2ステージへと向かう。
04年に新卒で入社。最初は新築分譲マンションの営業や仕入れに従事。数年経った頃、会社がファミリー向けマンション事業に続く第2の収益事業を模索し始めた。
当初はリーマンショックで経営破綻しかけた高級老人ホームの販売代理から始めた。利用権方式だったものを区分登記して分譲型として販売したところ、当時1億円前後という高額ながら順調に売れた。
「介護を必要としない健常な高齢者向けという需要があることを実感した」。自身も「何か新しいことをやりたい」という気持ちが湧いていた時期。もちろん経験はなかったが2、3年を掛けて全国の老人ホーム100カ所ほどを訪問し、介護士や看護師から現場の話を聞いて回った。
「最近は2次市場も醸成されつつある。健全な市場形成のためにも仲介業者には、顧客にシニア向けの特性と分譲型の利点を正確に伝えてほしい」と話す。
「高齢者住宅というと暗いイメージがつきまとうが、時代は変わった。年を重ねることが楽しみになる文化を、そしてより健康に、より幸せになれる選択肢としてポジティブに住み替えができる住宅をつくっていきたい」と抱負を語る。
趣味はゴルフ。昨年子供が生まれ、新米パパである。(井川弘子)




























