JARECO カンファレンス「AI×不動産」 ワシントンRと交流協定も締結
住宅新報 2026年5月26日 号 3面
日米不動産協力機構(JARECO)は5月21日、都内で2026年度「JARECOカンファレンス」を開催した。今年のテーマは「AI×不動産」。JARECO理事長の中川雅之氏(日本大学経済学部教授)は、AIをめぐる業界内の不安に触れた。「AIによって業務効率が上がる一方で、仕事を奪われるのではないかというリスクを心配する声もある」としたうえで中川氏は、経営学者ピーター・ドラッカーの言葉を引き、変化そのものは止められないと指摘した。問われているのは、「変化を拒むかどうかではない。変化の先頭に立てるかどうかである」と話した。急速に進化するAI技術が、不動産実務や市場構造にどのような変化をもたらすのか。不動産テック協会理事の和田浩明氏を招き、解説してもらい質疑応答を行った。
同カンファレンスは、AIだけでなく国際連携にも焦点を当てた。JARECOは、国際的な不動産流通政策の研究や情報交換を産学連携で進める組織として2013年に設立された。今回、新たにワシントン・リアルターズ(WR)とMOU(国際交流協定)を正式に締結。中川理事長とWRのジョン・ブロム直前会長が協定に署名した。
協定は、不動産専門家の利益促進に向け、国際的な協力の価値を確認するもので、双方の市場理解を深めるとともに、それぞれの地域で事業機会を広げる狙いがある。JARECOはこれまでも、全米リアルター協会(NAR)をはじめ、モンゴル、マレーシア、香港、シンガポールなどと協定を結んできた。























