ひと 自身の体験基にシステム開発 オープンハウス・アーキテクトDX推進部次長 田中 健次さん
住宅新報 2026年5月26日 号 2面
連載: ひと

注文住宅の建築工程をアニメーションで可視化し、施主に届ける新サービス「TATETA(タテタ)」を開発。4月1日にリリースした。注文住宅の購入者が、スマートフォンやタブレット端末などを使っていつでもリアルタイムの建築状況を確認できる。
学生時代、インターンでエクセルのマクロを作成し、自分の作ったプロダクトが人の役に立つことにやりがいを感じた。「システムが中心になっていく時代をリードできる人材になりたい」。その思いも重なり、金融系SIerに就職。銀行のアプリや基盤システムの開発に携わった。
その後、「エンドユーザーの近くでスピード感を持って社会の課題解決をしたい」と考え、現職に転じた。最初に与えられたミッションは「工事の業務効率化」。解決手段として、施工管理アプリ「Architect Jump」を開発した。さらに現場監督用、営業職や法人顧客向け、業者向けと拡張版を次々とリリース。データは一元管理され、現場監督と営業、業者、その先の顧客までがリアルタイムな建築状況を共有できる。そして、それを注文住宅の購入者向けに開発したのが「TATETA」だ。
開発の背景には、自身がマイホームを建てたときの経験があった。いざ工事が始まると連絡が来ない。現場に見に行くには距離があり、工事の進捗が分からないもどかしさがあった。その情報を、エンターテインメント性をもたせながら、建築を知らない人にもリアルタイムでわかりやすく伝えられるようにした。「いかにワクワクしてもらえるか。いかに楽しんでもらえるか」にこだわった。
「TATETA」は今後、建て売り住宅の購入者に対しても提供できるようにする予定。「Architect Jump」も、AIで業者の最適なアサインや社内データの分析などができるようにしていく構想だ。(塹江正樹)


























