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プレミアム会員限定対談 情報の適正開示 不動産クラウドファンディング協会・地主フィナンシャルアドバイザーズ 安心して投資できる環境を 業界健全化に寄与する

住宅新報 2026年5月12日 号 8面

総合
  • 対談 情報の適正開示 不動産クラウドファンディング協会・地主フィナンシャルアドバイザーズ 安心して投資できる環境を 業界健全化に寄与する

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  • 不動産クラウドファンディング協会 代表理事 横田大造氏

    2 / 3不動産クラウドファンディング協会 代表理事 横田大造氏

  • 地主フィナンシャルアドバイザーズ 代表取締役 榎本龍馬氏

    3 / 3地主フィナンシャルアドバイザーズ 代表取締役 榎本龍馬氏

 ――表彰制度の目的は。

 横田 「利回りだけではなく、運用ファンドの中身や情報開示の姿勢、商品設計の妥当性など、多角的な観点で審査している。単なる〝高利回り〟の訴求が先行する傾向が見られている中で、評価の軸は、本質的なファンドの〝クオリティー〟を重視する」

 ――大賞を受賞した。

 榎本 「当社グループで長年培ってきた土地だけに投資する底地特化の『JINUSHIビジネス』を評価され、率直にうれしい。建物を持たず、修繕や追加投資が必要ない特徴を持つシンプルな商品特性で、開示できない部分はほぼない。物件だけではなく地域の特性を含め、積極的に情報開示する点が評価につながったと受け止めている」

 ――積極的な情報開示を。

 横田 「開示情報の分かりやすさや透明性、投資家の期待値を適切にコントロールしているのかどうかといった点も評価した。『地主倶楽部』は情報開示の明解さと、利回りのバランスが取れている。他社にはなかなか真似できないビジネスモデルで、配当上限を明確に固定し、投資家の期待値を適正化している。底地という取り扱いの難しい領域を投資商品で成立させている点は特筆できる」

 ――適切なコントロール。

 榎本 「個人でも無理なく参加できる投資の仕組みはできないのか、との声をきっかけに、1口10万円から投資できる商品として開発し、現在のように広がった。底地の上物は、スーパーマーケットやホームセンターなど、生活に身近なテナントが多い。投資家が現地で確認し、投資対象としての実感を持てる。日常生活と結びついた投資先の受け入れやすさ、投資家が物件に愛着を感じられる点も重要な特徴にある」

 ――投資先に愛着。

 横田 「個人投資家が増え、ますます情報開示の質が問われている。物件情報を十分に示さない事例もある。投資判断の前提の情報開示の適正化が急務にある。不動産特定共同事業者協議会(FTKK、東京都港区)や国土交通省など関係機関と広告掲載時のチェックリストを3月に策定した。利回りの根拠やリスクの説明を明確にする。投資家が適切に判断できる環境を整えたい。過度な期待を抑えつつ、健全な市場を形成して期待に応える」

 ――期待に応えていく。

 榎本 「他社が真似のできないオリジナルな底地投資のビジネスモデルは、今後も、当社グループ事業の軸として継続する。投資家が求めている投資商品を見極め、ラインアップを拡充する。安心して投資できる環境づくりに貢献し、業界全体の成長にも寄与できる存在を目指していく」

 ――安心な投資環境を。

 横田 「例えば、認証制度などを創設し、信頼性の底上げを図りたい。流動性を高めて長期運用を前提とした投資商品が増える2次流通市場の整備も検討課題にある。途中で売買ができる仕組みを整えれば、投資家の皆さんが一層参加しやすい市場になる。行政などと連携し、実現を目指していきたい」(文中敬称略)

 【記者の目】 ユニークな不動産投資手法と情報開示の適正化の両輪が認知度を高めて投資家のすそ野を広げる。市場の信頼性と健全性、持続的成長を左右する鍵となる。

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