ひと 「面倒」に向き合い市場を拓く 複合的な課題解決と空き家再生を手掛けるクールコネクト社長 神戸 翔太さん
住宅新報 2026年4月28日 号 2面
連載: ひと

2023年の会社設立以来、農業分野にも取り組みながら事業を展開していたが、海外からの人材雇用を進める中で、外国人就労者が抱える住宅問題に直面。自社の従業員の住宅確保を機に、不動産事業に参入した。外国人就労者向け住宅の整備のほか、キクラゲやシイタケの栽培施設への転用など、空き家再生に取り組み、今年3月には、ウニやクエなどの生産拠点としても活用を開始。海産物の養殖事業にも参入した。事業の多角化と複数の地域課題の解決を両輪で進めている。
事業の特徴は、あえて「面倒」とされる領域を担う点にある。一般的に、外国人向け賃貸住宅は、契約や生活面の対応など手間が多く、一般的な仲介では対応しきれないケースも少なくないことから、オーナーや不動産会社が敬遠する傾向が強く、「不動産会社も〝面倒がいや〟というのが実情」という。その隙間に踏み込んだ。
物件の確保から家具・家電の手配、通信契約、行政手続きまでを自社で担う体制を整えるなど、「面倒くさいことをやることで、市場を開拓できた」。企業側の負担を肩代わりすることで需要を掘り起こしてきた。


























