ひと 「ここで良かった」がゴール 都市再生機構ウェルフェア推進部計画推進課主幹 松岡 涼子さん
住宅新報 2026年4月21日 号 2面
連載: ひと

現職には、4月1日に着任。都市再生機構(UR都市機構)が3月30日に打ち出した、「こどもつながるUR」を主に担当する。具体的な取り組みを担う各エリアの支社・団地を支え、課題の相談対応や知見の横展開など、「本社の立場で執行管理、マネジメントを行う」役割だ。14年度に開始した地域医療福祉拠点化についても、効果検証や今後の方針などに携わるが、今回の子育て世帯支援に特化した施策の始動を受け、「まずはこちらに注力していくことになる」と語る。
新施策は、「魅力ある共用空間」「地域ネットワーク」など4項目の施策が柱。「いずれも、各地の団地が個別に取り組んできた子育て世帯支援策が基盤。とはいえ、4項目全てに着手できている団地ばかりではないため、まずは現状の取り組み状況を整理していく」と目下の動きを説明する。
08年に新卒でURに入り、都市再生部門で計6年、木造密集市街地対策や都心の再開発に携わった。その後、自分自身にとってより身近な、生活の場である賃貸住宅部門に異動。団地のリフォーム計画や同拠点化施策を手掛けた後に、現在の立場に移った。
この間に3人の子供に恵まれ、産休・育休を挟みながら家庭と仕事に全力投球してきた、まさに「子育て世帯」の当事者だ。神奈川の団地では、地域の関係者と協力して「子育てサロン」も立ち上げた。そうした経験を通じ、「定量的な数値目標の達成も重要だが、入居者に『ここで子育てして良かった』と思ってもらうことこそがゴール」と目指す道を語る。
現在、子供達は小学生2人と保育園児で目の回る忙しさ。「自分のコンディション維持が重要」と強く感じ、ジム通いやテニスで体力を養う。同時に、「現状把握のためにも、まずは全国の団地を見て回りたい」と意欲を示すなど、エネルギーに満ちあふれた姿を見せた。(佐藤順真)






















