ゼンリン 用地情報を地図で一元化 統合プラットフォーム提供
住宅新報 2026年3月10日 号 8面

案件の進ちょく状況や検討履歴、関連資料を共有できる体制を整え、グループ間での情報活用を高度化する。部署横断的な仕入れ検討や開発案件の迅速、的確な意思決定を後押ししている。従来、不動産関連情報の収集・調査は、各種サイトを個別に確認し、手作業で表計算ソフトなどに転記して分析するケースが一般的だった。情報の分散や更新作業の煩雑さは、共有の遅れや判断の属人化、機会損失にもつながりかねない。
統合PFは、クラウド型ウェブアプリとして、各社が蓄積してきた用地情報や取引履歴などの業務情報データ、外部サービスの情報も地図上に重ねて表示し、ウェブでの一元管理・共有を可能にした。外出先からスマートフォンで参照・更新でき、リアルタイムな情報共有と検討の高度化を実現する。意思決定プロセスの透明化や検討スピードの向上にもつなげられる。統合PFの基盤には「ZENRIN Maps API」を採用し、高度時空間データベースと直接連携する。常に最新の地図情報を活用し、従来必要だったシステム停止を伴う更新作業も不要とした。必要なエリアや検索条件、分析機能などを選択できる柔軟な運用のカスタマイズ対応も特徴で導入企業の業務フローに合わせて最適化する。
外部サービスとの連携も始めた。estie(東京都港区)が持つオフィスデータや、マーキュリー(東京都港区)の分譲マンションデータを同一画面で参照できる。つくるAI(東京都港区)のボリュームチェック機能も組み合わせられ、法令条件を踏まえた建築可能なボリュームを3Dで可視化するなど、実務に直結する分析を支援する。






















