流導 対応力を鍛える 不動産営業AIロープレ開発
住宅新報 2026年2月10日 号 8面

不動産営業は反響数自体が大事だが、各自が持つ〝対応力〟が成約に至る道程を左右する。チーム内の営業スタッフが持つ個々のスキルを高められれば、組織全体、ひいては企業自体の成長も底上げできる。ただ、深刻化する人手不足から、人材育成の場面では、教育する側と、教育される側の双方で、時間を確保できなくなっている。同社取締役の徳留さやか氏は、「新人が本番の顧客相手を練習台にしてしまう状況がある。それでは、顧客満足は高まらない」と指摘する。
従来の人材育成では、「元気に」「誠実に」などの感覚的であいまいな指導や、個別に培った知見を元に営業ノウハウを伝え、教育される側の身につかず、納得感も醸成されないまま、「いずれは成長する」と時間だけが経過していた。そこで同社は同サービスの開発・提供で、「本番で100点を出すために、100回失敗する場所を提供する。AIが対話相手となり、何度失敗してもリスクはない。試行錯誤を繰り返し、現場に出る前に、最適なトークスキルを養える」(徳留氏)と説明する(イメージ図)。
同サービスは、複数パターンの中から顧客設定3種、難易度3段階、接客シーンを選べる。それらを自由に掛け合わせ、本番の実践を見据えた接客場面を柔軟につくれる。実施後は即座にAIが良い・悪い点、改善点を採点する。会話内容は自動で記録され、管理者は要約文を確認し、要点を絞った客観的で感情面に左右されない的確なフィードバックに生かせる。更に『1問1答モード』では、知識の有無を問うだけではなく、的確な即答力を鍛えられる。
時間的な側面や、中間層の不在と、そもそも教育できるスキルを持つ人材がいないといった現場の課題感を解消する。「優秀者に共通しているノウハウを当社のAIは学んでいる。〝意味のある〟示唆出しで実践してもらい、皆さん自身が〝成長〟を感じられるように支える」(徳留氏)。
同社は、コンサルティングで培ったノウハウを生かして〝売れる組織〟に変革する伴走型プランも、別途用意している。各社の日々の業務を読み解いた改善策を提案し、その仕組みづくりを支援する。






















