WHERE 宇宙から探索する 不動産ビジネス・イベント
住宅新報 2025年12月9日 号 8面

宇宙飛行士の野口聡一氏の基調講演のほか、座談会形式でプログラムを構成した。その中で、『「地面師たち」VS「正直不動産」』をテーマに、それぞれの原作者で、作家の新庄耕氏と、作家・ルポライター・漫画原作者の夏原武氏が登壇し、WHERE・CEOの阿久津岳生氏が司会進行した。3氏の発言の要旨として、「取材を通じて感じたことは、不動産取引は書類で判断するのではなく、自分で足を運んだ確認が重要となる。現地に出向き、空気感をつかむこと」と前提を説明。その上で、「普及しているAIやデジタル化ツールは、人と人の関係を希薄化にしがちにする。デジタル化が進むほど、アナログの貴重さが際立つ。最新ツールの活用の有用性は事実でもあり、単純な作業を自動化することは必要。例えば、宇宙から俯瞰(ふかん)する新たな視点は、ビジネスの変革になる。ただ結局は、人間同士のつながりが不動産取引では引き続き今後も大切になる」と強調した(写真)。
『宇宙データが動かすリアルな不動産市場』のテーマでは、衛星データとAIを活用して土地仕入れの探索業務を自動化・高精度化するWHEREの提供サービス『WHERE』の活用事例を紹介した。三井不動産リアルティ(東京都千代田区)の大桑悠太郎氏、阪急阪神不動産(大阪市北区)の阪口祐輔氏、福岡地所(福岡市博多区)の道脇隆介氏、WHERE・COOの西村仁氏が登壇し、sorano me代表取締役社長の城戸彩乃氏が司会進行した。5氏の発言の要旨として、「従来の土地探索は、仲介会社や金融機関との〝人脈頼み〟が少なくなかった。今も重要な情報源でもある。ただ、現在では、世界各地の不動産取引で衛星データが使われ始めている。土地利用の変化や未利用地を検知して把握できる。登記簿など各種の情報データと統合することで、土地所有者への直接アプローチが可能となる。実際に成約の成果が出始めている」と紹介した。






















