ひと カルチャーの探求に意欲 森ビル文化施設事業部ギャラリー運営部 風間美希さん
住宅新報 2025年12月9日 号 2面
連載: ひと

「文化は都市づくりに必要な要素」――。今でこそ不動産開発に〝文化〟や〝芸術〟を取り入れるディベロッパーが増えたが、森ビルはその先駆けだ。86年開業の「アークヒルズ」を始め、手掛ける大型開発には必ず文化施設が設けられている。
23年11月開業で、このほど全体完成を迎えた大型再開発「麻布台ヒルズ」のギャラリーを中心に展覧会の企画・運営を担う。展覧会の内容は3カ月ごとに入れ替わるのが一般的で、まだ新しい「麻布台ヒルズギャラリー」や虎ノ門ヒルズ内の「TOKYO NODE」には、途切れることのないよう次々と案件を準備していく必要がある。「大きな文化際を3カ月単位でやっているようなもの」と笑う。「開催するまでには神経をすり減らす場面もあるが、来場してくれた人や身近な人の喜ぶ顔が見られるのがうれしい」。
かつて苦労した「スターウォーズ」の展覧会では入場8時間待ちの長蛇の列となったことも思い出深い。最近携わった「高畑勲展」ではギャラリー内にとどまらず、麻布台ヒルズ内の商業施設や広場などエリア全体を使って展示色を打ち出し、「新たな広告エリアとしてのトライアルができた。開発会社ならではの取り組み」との評価を得た。


























