UR都市機構 「選ばれる発注者」目指す 柏市の団地建て替えで現場改善
住宅新報 2025年12月2日 号 3面
都市再生機構(UR都市機構)は現在、UR賃貸住宅の建て替え事業等において、施工担当の事業者等から〝選ばれる発注者〟を目指した取り組みを強化している。背景には、建設分野における近年の人材不足や労働環境改善への要請、資材・物価上昇といった社会環境の変化がある。ハード面の事業で公募と入札を常とするURとしては、施工業者に〝選ばれる〟条件の提示は重要課題だ。11月26日には、豊四季台団地(千葉県柏市)の建て替え工事現場における対応策を、UR及び施工担当の建設事業者が報道関係者に公開した。民間ディベロッパーにとっても、発注者側の意識として共通する部分はあるだろう。
URの担当者は、「建築や修繕など様々な工事の発注を継続的に行っているが、最近は入札の減少を実感する。公募しても施工業者になかなか手を挙げてもらえず、(そのままでは)我々の想定しているスケジュールで事業を進められない」と発注者側の状況を率直に述べる。
そうした状況を踏まえてURは近年、工事要件の緩和や柔軟化、受注者側の負担軽減といった施策を推進。今回公開した豊四季台団地の建て替え工事では、特に現場作業員の労働環境や技能向上につながる取り組みに力を入れている。























