不動産取引現場での意外な誤解 売買編249 業者売主物件の重説を仲介業者が間違えたら?
住宅新報 2025年9月30日 号 11面
連載: 不動産取引現場での意外な誤解

Q.宅建業者が自社物件を売る際に他の業者に仲介依頼をすることがありますが、仲介業者が買主に対し間違った重要事項説明をし損害を与えた場合、その責任はどうなりますか。
A.その場合、間違った説明をした仲介業者はもとより、売主である宅建業者もその責任を免れることはできません。その責任は仲介業者と売主業者との共同責任(連帯責任)になります(東京地判平成21年4月13日ほか)。売主である宅建業者も仲介をする宅建業者も、同じように買主に対し、宅建業法35条の重要事項説明義務のほか、同法47条の重要な事項についての説明義務があり、それぞれが不測の損害を与えないようにする業法上の義務を負っているからです(民法719条=共同不法行為:不真正連帯債務)。
Q.実際の説明は仲介業者が行っているのに、売主も同じ責任を負うのはおかしくありませんか。






















