ロッテホールディングスが新会社 ホテル事業に本格参入 34年に20拠点・4500室へ
住宅新報 2025年9月9日 号 1面
菓子メーカー大手のロッテホールディングス(東京都新宿区)がホテル事業に本格参入する。韓国ロッテグループのホテルロッテ(ソウル市、ジョン・ホソクCEO)と共同で日本でのホテル事業拡大に向けて新会社「LOTTE HOTELS JAPAN」(東京都新宿区、福井朋也代表取締役社長)を設立した。9月2日に明らかにした。
既存の2つのホテルを含めて2034年には日本国内で20ホテル・4500室の運営を目指す。ロッテHDの玉塚元一代表取締役社長CEOは、「60年代、70年代に菓子で急成長したときに創業者が不動産をさまざまな場所で購入した。投資や投機目的ではなく、研究所や工場などを建てるために購入していた時期があった。グループで200拠点以上の不動産を保有している。こうした中には、有効活用できていないものもあってもったいない。ホテルは遊休不動産を活用するうえで有効なコンテンツの一つだと思う」とホテル事業への本格参入の背景を説明した。
グループでは、1973年に韓国でホテル事業に参入し、韓国を中心に現在7カ国で計39ホテル・1万4135室を展開している。日本では東京都内に「ロッテシティホテル錦糸町」、新潟県内に「ロッテアライリゾート」の2施設を運営している。これまで錦糸町のホテルはロッテHD(日本)が、アライリゾートではホテルロッテ(韓国)がそれぞれ支援していたが、今後は新会社が新規開発を含めて運営体制を一本化する。直営に加えて全国の他社ホテルオーナーとのパートナーシップでマネジメント・コントラクト(MC)方式を軸に事業を拡大する。
ホテル本格参入のタイミングについて玉塚代表取締役社長CEOは、「確かに遅い。ロッテが日本と韓国でいろんな意味で連携し始めたのが21~22年と最近のこと。それまでは創業者の考え方だと思うが、日本と韓国を競わせていくところがあった」と振り返るとともに「現体制になってから同じグループなのだから一緒にやらなければとの方向になった」と説明した。
足元でホテル不足が強まっている中で、日本政府が30年に訪日客6000万人を目指していることからホテル市場の拡大が続くと見込む。
























