鼎談 フロンティアハウス × Sansan 人脈の共有で営業強化
住宅新報 2025年9月2日 号 8面
――人脈の接点と深耕で。
堀江 「紙ベースの名刺管理や膨大なメール送信の手作業の煩雑さをデジタル技術で解決したいと考えた。別サービスの名刺管理サービス『Sansan』の導入を検討したが、個人向けアプリ『Eight』を活用していた経緯から、チームでもその〝つながり〟を共有できる『Eight Team』の活用を社内で進言した。簡素な機能は当社組織の身の丈にも合った」
――チームで共有する。
毛利 「無料で使える個人管理の『Eight』は現在400万人超が活用している。その個人管理機能をベースに発展的に活用できる『EightTeam』は、チームでも容易に共有ができる。営業DXに向けた一歩目の〝スモールスタート〟が可能となる。比較的に中小企業から導入効果の高さを評価されている。各自や同僚、上司のつながりを一覧表示で〝可視化〟する」
――つながりを可視化。
古谷 「活用していた他社サービスから切り替えた。『Eight Team』には、個人の人脈を組織で生かせる有用性と営業活動の広がりの可能性を感じた。使い勝手の良さも導入の決め手だった。当社内でも正直、個人成果の1つである名刺を各々で〝囲い込み〟がちだった。ただ、オープンにすることで上司や同僚の人脈を生かせるメリットを各自が体感した。当社の営業職で多い20代や30代を中心に前向きに共有し始めた。名刺のデジタル管理により、情報の発信も広がっている」
――名刺から情報発信を。
毛利 「個人間の誰と誰がつながっているのかが分かるだけではなく、SNS的な発想で企業同士をつなぐコミュニケーションツールとしての運用もできる。各自や企業でニュースなどを配信して、セミナーや展示会といった告知情報などの投稿が容易にできる。SNSのように不特定多数の無作為ではなく、既に接点を持つ相手に送信するためにSNSよりも効果的に伝えられる。会話が生まれる。交流が広がる。具体的なビジネスのきっかけにもなる」
――交流が広がっていく。
古谷 「当社では更に発展的に活用している。名刺データをCSV形式で抽出でき、他社システムと併用して各社員の名刺獲得数を集計している。その多寡をランキングで表示し、競争意識も醸成させている。営業活動のモチベーションの維持に役立つ。また、訪問先がひと目でわかるよう、地図上に表示させて活動状況の広がりを分析し、営業活動のエリア戦略の参考にしている。成約に至る有効な人脈の流れを把握できる」
名刺データが導く可能性
――営業戦略に活用する。
毛利 「名刺データを軸として発展させたその先進な活用の姿は、他社の模範や目標となり、当社が8月に開催したイベント『Eight Award 2025』で表彰した。引き続き当社は、セミナーや表彰式などオフラインの場も設け、導入各社のつながりの創出を支援していく。それらの場面で〝気づき〟を得た各社の〝旗振り役〟の推進担当者がDXを率先垂範する役割は大きい。優良な活用方法を各社内で発信し、各自が効果を体感する。紙文化を脱却して最新ツールの運用が定着化、習慣化される。次なるDXの始まりになる」
――運用が定着化する。
堀江 「他社サービスも用いることで、メール配信業務の負荷が大幅に軽減されている。様々な情報が詰め込まれた名刺は、ビジネスが広がる〝可能性〟を秘めている。情報データを可視化させ、業務をデジタル化する意味は大きい。業務上で良い効果を得ている。現状の当社では都度、各種の最新ツールを使い分けているが、クラウドサービスの導入活用を今後推進する。工数を軽減し、営業に〝すぐに駈け出せる〟社内のデジタル化体制を整えていきたい」


























