ニュースが分かる! Q&A 〝住育〟の大型体験型施設がオープン 子供の体験学習の機会創出
住宅新報 2025年8月26日 号 12面
連載: ニュースが分かる!Q&A
記者A 積水ハウスが8月5日、京都府木津川市に大型体験型施設「JUNOPARK(ジュノパーク)」を開業したね。「住育エデュテイメント施設」らしいけど、それはつまり、どういうものなんだい?
記者B 「エデュテイメント」は「エデュケーション(学習)」と「エンターテインメント(娯楽)」が由来の造語なんですよ。
A ああ、つまり「遊びながら学べる」施設、ってことか。でも、「住まい」について学ぶ施設だったら、他にもたくさんあるぞ。確か、以前は研究施設だったよな? 研究データなんかの情報発信もしていなかったっけ。
B はい、この施設自体は同社の研究施設「総合住宅研究所」に併設する「納得工房」という体験型の研究施設でした。自社の社員の研修などにも活用していたそうです。ただ,1990年の開所から老朽化していたほか、30年以上もの、技術が進歩したことから、研究内容については、隣接するテクニカル棟での映像などのデジタルでの説明でも十分に、内容を充実させることができるようになったそうです。それに、研究データなどは、現在も専用サイト上で確認できますよ。
A なるほど。だったら、手足を動かしたりすることで学びにつながるような子供の施設にした方が有意義だな。
B ちなみに、積水ハウスは、「住育」を、「暮らしの中で幸せを感じる心を育む活動」と定義しています。
A 住まいの知識というよりも、暮らしの中で育まれる感性に焦点を当てているってことか。小学校高学年がターゲットらしいけれど、幅が狭くないか?
B 施設内は展示と体験型アクティビティで構成されています。小学校高学年を対象にしているのは体験アクティビティで、展示コーナーはもっと低年齢の子供たちなど幅広く楽しめますよ。
A でも何でそんな対象を限定しているんだい?
B 感性を育む最適な期間が小学校高学年なのだそうですが、その時期の子供たちの体験学習の機会が減っているという背景もあったようです。
A へえ。でも、「住」にまつわる6つのテーマの「デザイン・構造・ユニバーサルデザイン・住環境・資源循環・自然環境」と暮らしの中で育まれる6つの感性がひもづく体験アトラクション、っていわれても何のことやら。
B 本当は「百聞は一見にしかず」といいたいところですが、例えば、「構造」は「もののかたちや仕組みに興味を持って暮らす」ということに通じる「観察・追求する感性」にひもづいた2メートルの高さでも倒れない構造物をチームで協力しながらつくるアクティビティで体験できます。
A おお、それはできるようになるまで通ってしまいそうだな。おや、「戦略アスレチック」は、装具を付けてで動きを制限された状態でクリアしなきゃいけないのか。
B アスレチックを楽しみ、多角的な視点を育みつつ、ハンディキャップを体感する機会にもなります。ちなみに、同社の仲井嘉浩社長が特にお好きなのは、「デザイン」をテーマに「50色・200以上の素材を組み合わせて部屋をデザインする「マイルーム大改造」というアクティビティだそうです。自ら挑戦したそうですが、「子供の自由な発想に脱帽したそうです。
A なるほど。おや、「ゴーストハウス調査隊」ってお化け屋敷もあるのか。
B それは、なんだか嫌な感じがする家を捜索して、不快の理由を解明するという、論理的思考を育むものなので、お化け屋敷とは対照的かもしれませんね。
























