物流不動産ビジネスと新しい人〝財〟戦略 「人」が生きる営業改革 イーソーコ総合研究所 代表取締役 出村亜希子 第5回 〝物流不動産×建築〟の最適提案
住宅新報 2025年8月19日 号 3面

物流不動産は、他の不動産とは一線を画す独自性を持っています。同じ用途のはずなのに利用者によって求める仕様が大きく異なり、いわばオーダーメイド型の不動産といっても過言ではありません。そのため、一つとして同じものが存在せず、テンプレート化が難しいのが現実です。
この特性が特に顕著に表れるのが、入退去のタイミングです。テナントが入居する際、そして退去する際には、ほぼ確実に工事が発生します。使い勝手を最適化するために必要なレイアウト変更や設備追加、または原状回復など、工事内容は多岐にわたります。つまり、物流不動産の提案において、建築の視点は避けて通れないものです。
この状況を受け、私たちの営業現場でも建築との連携が自然な流れとして進化してきました。従来のように物件情報を紹介するだけでは不十分で、テナント企業が抱える事業戦略やオペレーションの課題をヒアリングし、予算に対してより踏み込んだ提案が求められるようになっています。






















