ひと 「光で弱点もデザインに」 高価格帯リノベスタイルを刷新 エフステージのプランナー 薄葉 和久さん
住宅新報 2025年8月19日 号 2面
連載: ひと

1都3県で中古マンションのリノベーション事業を展開するエフステージ(東京都文京区)。同社が快適性と品質を追求するリノベマンションブランド「アライズ」の最高級仕様〝プレミアム〟シリーズのリニューアルを担当した。首都圏の物件価格が上昇する中、億ション市場に見合う洗練された空間設計を追求。ホテルライクな優雅さと上質さを感じる内装設備・デザインを採用し、間接照明で意匠性を高めた。
前職では10年近く店舗設計に従事し、デザイン性を追求。飲食店から病室まで幅開く手掛けたが、「家庭を持ち、環境配慮、暮らしやすさへの関心が増した。既存住宅を再生するリノベーション領域で未来へ貢献したい」と2010年12月、エフステージに加わった。社有物件の設計を始め、BtoC部門では約10年、一般の顧客需要や居住者目線の住まいづくりを学んだ。高価格帯リノベを手掛ける現在の設計力に生かす。
今回の刷新では、スタイリッシュなグレージュ系と穏やかなベージュ基調の2種類を展開する。従来は白基調のみだったが、マンションの条件に合わせたスタイル選択を可能とした。「高価格帯の中で選ばれるためにも、印象に残る空間づくりが必要」と、使用するクロスや飾り棚など細部へのこだわりに加え、間接照明による光の陰影で意匠性を強化。「間取り一つ一つに合わせた最適な照明計画を立て、ノイズレスな空間を演出する。壁や梁など新築時の弱点も光の陰影でデザインに転換できる」。


























