山下PMC 写真を軸に情報集約 施設・建物をデジタル管理
住宅新報 2025年7月8日 号 8面

分散化された書類や情報では、故障やトラブルの履歴が分からない。稼働状況も不明確な場合が少なくない。時には、再調査も要する。属人的な情報管理の業務から脱却すると、情報に素早くアクセスできる。スピード感を持って〝経営資源〟の建物や施設を的確に運営できる。同システムは、竣工図や改修図面、改修・工事履歴、不具合の情報など、散在しがちな各種情報を一元管理できる。
特徴は、各種情報を360度写真にひも付けられ、すぐに情報を読み出せる点にある。まず、クラウド上に建物の「分身」をつくる。ストリートビューで写真上にピン留めしたポイントをクリックすると、修繕履歴や製品仕様などが分かる。必要な情報を瞬時に把握できる。施設管理業務の効率化に寄与し、迅速に作業に着手できる(イメージ写真)。
開発した背景には、同社がファシリティ・マネジメントを推進する中、本来業務に入る前の情報探索で、無駄に膨大な時間を費やす課題感の状況があった。同社管理統括本部経営戦略本部BPM・IT部部長プラットフォームビジネス本部b―platform担当部長の西村貴裕氏は、「当社顧客の不動産オーナーである一般事業会社の施設担当は、総務部門などが担う。業務が属人的で人事異動もあり、情報の管理が煩雑になっている。比較的に簡素な各種機能で、効率的に情報にアクセスしたいといった声が届いていた」ことで、21年4月に同システムを開発した。






















