古民家宿の物語 日本全国リノベーション 102 茨城県つくば市「アイショウ 」(上) 宿が紡ぐ地域と伝統の物語
住宅新報 2025年6月24日 号 23面

国際感覚と伝統への造詣
オーナーの飯村祐子さんは仕事の関係で、新潟、京都、さらにはベトナム、イギリス、ヨルダンなどに暮らした経験を持つ、国際感覚に優れた人物である。一方で、日本の伝統産業やアートディレクションにも深く携わっており、特に着物素材や工芸品への理解と造詣が深い。その視点が、古民家という舞台に現代的なセンスと歴史的背景を巧みに融合させることを可能にしたのだろう。
飯村さんはつくば市から東京を中心に伝統工芸のディレクションを手がけ、国内外を行き来していたが、市街地での生活の中で「人がいるのに、どこか人の気配が感じられない」と違和感を抱いたという。各地で伝統と共に暮らしてきた経験から、歴史や文化が息づく土地に興味を持った。






















