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スタンダード会員限定MFS 変動型住宅ローン市場を観測 銀行は金利を狡猾に使う 既存客から収益上げ新規原資に

住宅新報 2025年4月1日 号 9面

総合
MFS 変動型住宅ローン市場を観測 銀行は金利を狡猾に使う 既存客から収益上げ新規原資に

 住宅ローン金利が上昇基調だ。三菱UFJ銀行など大手銀各行は、4月から変動型の基準金利を引き上げる。日銀が今年1月に利上げを実施したことを反映させる。住宅ローン比較サイト「モゲチェック」を運用するMFS(東京都千代田区)は3月24日、報道陣向けに4月以降の変動型の動向を示し、返済中のユーザーの基準金利を0.25%上昇させ、適用金利も0.25%引き上げて各行は金利収益を確保するとした。

 新規借り入れのユーザーについては、基準金利0.25%上昇は変わらないが、昨年三菱UFJ銀が既存客の変動金利を0.15%引き上げて新規の変動金利客は据え置いたことを踏まえて、新規顧客を確保するため引き下げ幅を拡大し、適用金利を0.25%未満の上昇に抑える動きが続く可能性を指摘する。返済中のユーザーから収益を上げて新規顧客を獲得する原資にする動きだ。ただ、同社取締役CMOの塩澤崇氏は、「固定金利は4~5月に2%を超えてもおかしくないが、変動金利に連動する政策金利が2~3%になるのは距離がある」と話す。そのうえで、半年ごとに政策金利が上がる可能性があるが、最終的には1~1.5%に落ち着き、1.5%の水準は26年末から27年初頭にかけてと見通す。住宅ローンの変動金利は26年末に1.1~1.7%のレンジを想定。

 同社への借り換えの問い合わせ件数が増えている。昨年10月には前月比3倍になったといい、今年4月も同様の動きになると想定される。

 モゲチェックユーザーを対象に希望金利を分析すると、塩澤氏は「変動金利の選択はそれほど変わらない。固定金利も変わらず、どちらかわからない層が増えた感じだ」と話す。金利先高観も変動金利志向は根強さを保っている。

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