定借マンション急増?~背景に何が~(上) 魅力再認識「地代前払い」 産業構造転換を背景に デベ各社、開発力を競う
住宅新報 2025年3月25日 号 1面
日本住宅総合センターの調査では、この10年間で定借マンションの年度別供給戸数が1000戸を超えたのは16年度(1193戸)、20年度(1014戸)、22年度(1148戸)の3回しかない(グラフ参照)。24年度は不明だが、今年2000戸に達するとすればここ2、3年の約2倍の勢いとなる。
その背景には、土地所有者と利用者(借地人)の定期借地権に対する理解度が大きく関わってきているようだ。どういうことか――。
定期借地権マンションの購入検討者(借地人)にとっては、所有権付き分譲マンションとの価格差(割安感)が最大の魅力となる。ではその価格差はどこから生まれるのだろうか。決め手は地代だ。地代は基本的には土地価格との関係で決まるが、土地価格に対して借地期間中の地代総額を何割に抑えることができるかで所有権付きとの価格差が決まる。建物の建築コストはどちらも同じだからだ。























