ひと 行き着いたのは「場」の大切さ 新橋・虎ノ門の街づくりに携わるサステナブルYテクノロジーズ社長 田中 美穂さん
住宅新報 2025年3月4日 号 2面
連載: ひと

東京の新橋・虎ノ門エリアで進められている、「食」領域のイノベーション創出を通じた街づくり事業に参画。その主要施設の一つ「サステナブルフードラボ」で、キッチンフロアを切り盛りしている。同事業はUR都市機構や日鉄興和不動産、リバネスなど複数事業者が協力し、スタートアップの集積と地域連携・活性化を図る取り組みだ。
24年に開設された同ラボは、全国から集うスタートアップの拠点となる施設。参画企業のフードテック商品を使った飲食店営業を行いつつ、キッチンでは新商品の開発を行い、多様な企業のキーパーソンが集い交流を重ねている。その中心で、調理から事業コンサルティング、企業マッチングまでを手掛ける。複雑な役割ながら、「施設紹介の発行物では、ひと言で『キッチンマネージャー』と名乗っている」と朗らかに笑う。
その多角的な活動を、これまでのキャリアで培った経験が支えている。国内の大手IT企業でシステムエンジニアから営業、マーケティング、コンサルを経て、イノベーション分野を長く手掛けた。「既存企業とベンチャー、あるいは新技術と他の何かをつなぐ仕事」を通じて、多くのスタートアップとのネットワークを構築。同時に、「特定の業種に焦点を当てるよりも、人の生活を豊かにする『暮らしのデザイン』のような(包括的な)活動」を目指す思いが高まった。






















