ひと 企画で生産者と住民を橋渡し 中央住宅戸建て分譲設計本部設計一部営業企画設計課主任 小瀧 愛美さん
住宅新報 2024年12月17日 号 2面
連載: ひと

富山県の農家と直接交流できる戸建て分譲住宅を手掛け1年。「きときと未来プロジェクト」と銘打った取り組みは、ネット上で富山中央青果の職員が、同県の野菜生産量(イモ類を除く)が1984年以来、都道府県で最下位である現状を訴え、脱却するアイデアを募っているのを見掛けたのが始まりだった。
コロナ禍で一般化が進んだリモートを活用し、分譲地でのワークショップ開催などを発案。昨年8月にさいたま市南区で供給を開始した分譲地では、日常的な〝農〟との関わりをコンセプトに、大型の脚付プラントを使った都市型の家庭菜園の提案や引き渡し後のワークショップ開催、1年間で3回の野菜定期配送サービスを付加。今年7月の街びらきイベントでは、同県産の農作物の直販や家庭菜園のワークショップのほか、オープンチャットでの相互交流の機会を提供した。住民の大半は農業従事者と話すのが初めてで「実際にどのように作物が作られているのか知るチャンスがなかったので、有意義だった」と、自ら野菜を購入した住民も出た。食育や地域交流など、「意図していたことが少しずつであるが実現している」と手応えを語る。


























