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スタンダード会員限定「闇バイト」需要高まる防犯商品 住宅大手が技術力を競う

住宅新報 2024年12月10日 号 1面

総合
  • 「闇バイト」需要高まる防犯商品 住宅大手が技術力を競う

    1 / 3

  • ALSOKの個人向け機械警備件数。右肩上がりに件数が増えており、直近では特に拡大が加速傾向にある(ALSOK提供)

    2 / 3ALSOKの個人向け機械警備件数。右肩上がりに件数が増えており、直近では特に拡大が加速傾向にある(ALSOK提供)

  • 「ヤマダデンキTecc LIFE SELECT前橋吉岡店」(群馬県北群馬郡)内の「YAMADAスマートハウス」のモデルハウス。全棟に「ホームアルソックコネクト」を搭載している

    3 / 3「ヤマダデンキTecc LIFE SELECT前橋吉岡店」(群馬県北群馬郡)内の「YAMADAスマートハウス」のモデルハウス。全棟に「ホームアルソックコネクト」を搭載している

 積水ハウスが12月13日に開始するスマートホームサービス「プラットフォームハウス タッチ」の新サービス「駆けつけホームセキュリティ」は、業界初となる変動制の月額利用料を導入した。中高価格帯商品が主力となる同社は、駆け付けサービスは問い合わせや付加するケースもあるため、各社の防犯サービスを用意している。新築オーナーにおける「プラットフォームハウス タッチ」の導入割合は4割程度という。

 新サービスは、博報堂、綜合警備保障(ALSOK)との3社で共同開発したもので、「プラットホームハウスタッチ」を通じて蓄積した生活データをAIを使って解析。居住者の指向と行動の差異に着目し、施錠のし忘れなどの多さや居住者の特性・タイミング・状況などを割り出すと共に、夜間のドアの開閉回数や施錠回数などを評価軸とし、防犯状態を3段階で評価。サービスの月額利用料に反映させるソリューションを開発した。行動に改善が見られた場合は、評価に応じ月額利用料の割引も。今後も解析を継続し、必要な期間のみの「短期駆けつけ」や不在時の「自動警備設定」、熱中症アラートとの連動など、ニーズに応じ、今後もサービスを更新していくという。

駆け付けはオプション価格を抑え標準搭載も

 スマートハウスのソリューションに防犯を組み込み、標準搭載化したのは、ヤマダホームズだ。同社は今年3月にALSOKと業務提携条約を締結。ALSOKのホームセキュリティーサービス「ホームアルソックコネクト」の「セルフセキュリティ」を標準搭載した。

 ALSOKの「ホームアルソックコネクト」は、昨年4月に提供を開始したもので、24時間対応で警備員が駆け付ける「オンラインセキュリティ」に加え、異常の際にまず居住者に通知し、警備員の駆け付けの依頼は自身で判断でき、オプションで駆け付けを依頼できる「セルフセキュリティ」を用意。駆け付けをオプション対応とすることで、月額利用料999円(税込み)からの利用を可能とし、これまでのサービスから費用面でのハードルを大幅に下げた。

 ALSOKの個人契約者数は右肩上がりで増加しているという(表)。高齢者の見守りニーズの増加に加え、緊縛強盗などの体感治安の悪化に加え、導入しやすい価格帯の実現や操作性の向上が、需要拡大につながっており、在宅時にも窓や扉の不正開放を検知できる警備モード「在宅ALSOK」や、有事の際に無線式の非常ボタンを押すだけで駆け付けるサービスも用意しているほか、ハウスメーカーだけでなく、リフォーム事業者や不動産事業者などとも連携しているという。

 ヤマダホームズは、「ホームアルソックコネクト」の標準搭載に当たり、「昨今の凶悪事件を背景に住宅防犯の重要性を必ず説明しており、検討者の関心も非常に高い。また、スマートハウス以外の商品の提案でも、オプションとして好評だ」という。

 「セルフセキュリティ」を標準搭載によって、価格を抑えつつ高品質なソリューションを抵抗することで、戸建て住宅志向が高いともいわれている20代への対応も図った。ただし、実施に多かったのは、30代や40代のライセンサーや公務員といった、年収・年代とも想定より高い層からの反響だという。同社の展開する中高価格帯ブランドの訴求力に加え、防犯などにおいても値段に関わらず質を訴求する傾向がうかがえる。

カメラ付き宅配ボックスも普及 ドラレコ活用で有事の証拠に

 在宅時を敢えて狙う強盗の場合、宅配業者を装うケースが多いというが、コロナ禍を期に、戸建て住宅への普及が大幅に加速した感のある宅配ボックスも、監視カメラ機能が付いたものなど、防犯に有効なものも広がりつつある。

 大和ハウス工業は昨年4月にナスタ(東京都港区、笹川順平会長兼CEO)と共同開発した、24時間防犯カメラ機能付きインターホンを搭載した戸建て住宅向け宅配ボックス「ネクスト・Dボックス プラスS」を全国で発売した。全国で自社開発・販売の戸建て分譲住宅地への導入も含め、これまで11月末時点で155台を販売した。

 「ネクスト・Dボックス プラスS」の特徴は、24時間防犯カメラと自動応答設定が可能な宅配専用ボタンを備えたインターホンを搭載することで、訪問者の有無に関わらず、24時間自宅前を録画できる点だ。夜間でも鮮明な撮影・録画が可能であるほか、録画記録データはマイクロSDカードに保存され、スマートフォン専用アプリからも確認できる。ドライブレコーダーを監視カメラとして活用することで、万が一の有事の際にはエビデンスとしての活用も可能だ。

 開発の背景には、コロナ禍で在宅時間が長くなる中で、不在時の空き巣ではなく、在宅を前提とした侵入強盗の加速的な増加があった。

 搭載したインターホンは、外出中など場所を問わずスマートフォンで来訪者の確認や応答、家族へ転送などができ、スマートフォン専用アプリの自動応答設定によってインターホンが代わりに音声メッセージで置き配指示などの自動応対もできる宅配専用ボタンを設置。在宅・不在を相手に悟られずに対応が可能になるため、声の設定も可能な音声メッセージの設定によって、女性や高齢者の一人暮らしや子供だけの留守番といった場合も、室内の状況を訪問者に知られずに対応できる。

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