「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第63回 より良い写真につながるホームステージング
住宅新報 2024年11月26日 号 18面

前回は一般社団法人日本ホームステージング協会主催のフォーラムで報告された白書で、不動産仲介ではすべての物件にホームステージングを実施するのが最多になったことや自社でのホームステージングが増えていることを紹介した。今回は筆者が協会監修のホームステージャー2級講座を受講した際に得た気づきなどを共有したい。
講座はオンラインと会場のハイブリッド開催で、筆者は会場を選択した。朝10時より17時までの終日で、最後にWeb形式での認定試験が行われる流れとなる。テキストで最初に記載があるのが「日本独自のホームステージングの必要性」についてであった。米国発祥のホームステージングであるが家の広さや文化の違い、超高齢化社会を迎える我が国ならではのものは必要であろう。続いて空室を埋めたり売却のためだけのホームステージングではなく、居住中やエクステリア、BNB(民泊)、遺品整理、シニアまで活用事例が広がっていることが紹介された。
講座内容はホームステージングに関係する多岐に渡る項目の基本的な事項を押さえていくものであった。その中でも筆者の印象に残ったのが「片づけ基本」と「居住中ホームステージング」である。「片づけ基本」では片付けの手順について学ぶもので、自宅や事務所で試してみたくなるものであった。既存住宅を売りに出す場合、居住中の自宅を片付けられない人がいる。まず片付けが済まないと売却という話にならない。そういう場合、片付けについて売手にアドバイスすることも営業活動に含まれると考えてよいだろう。「居住中ホームステージング」は住みながら売りたいというニーズに対応したもので、いかにして生活感を消して買手にアピールするものにしていくかについて学んだ。売買仲介をやるならこの項目は必須である。






















