不動産取引現場での意外な誤解 賃貸編218 賃貸物件を譲渡担保で所有権移転登記したら?
住宅新報 2024年9月17日 号 17面
連載: 不動産取引現場での意外な誤解

Q.このところ、貸主の破産の話が続いていますが、実際に貸主が破産した場合、中には債権者が「譲渡担保」によって、賃貸物件の所有権を既に取得しているといったケースもあるのではないでしょうか。そのような場合、借主の立場はどうなるのでしょうか。
A.それは、難しい問題です。そこで、まず最初に、「譲渡担保」というものがどういうものかを説明しましょう。
「譲渡担保」というのは、平たく言えば、借金が返済できなくなったときに、それまで担保として債権者に提供してきた物件の所有権を確定的に債権者の移転し、それによって借金が返済されたことにするという契約のことです。






















