大谷巌一の〝ピンチはチャンス!〟逆風に帆を張るビジネスの創り方 イーソーコ取締役会長 大谷巌一 (聞き手・出村亜希子) 第6回 チャンスに飛び乗る
住宅新報 2024年9月17日 号 3面

1980年代後半は好景気が続いたバブル経済の時代でした。大谷の勤務する老舗倉庫会社は、倉庫業を母体としつつ、関連の子会社はオフィス賃貸業やボウリング場、スキー場、ヘリポート、ディスコ(ジュリアナ東京)といったレジャー産業やトラベル事業など幅広く展開していました。今振り返ると当時のトレンドを捉えたもので、大谷は「貴重な経験を多く積めた」と言います。
折しも、世間は一大不動産ブーム。テレビや新聞は連日地価高騰を報じ、土地神話がささやかれる中、大谷の勤務先も新規事業として宅地建物取引業への参入を決めました。バブル終焉期の90年、大谷が32歳のときのことです。
事業の立ち上げに必要な専任の宅地建物取引主任者(現・宅地建物取引士)を確保するため、資格取得希望者の社内募集に、大谷は即座に立候補しました。就業時間内の週2日の宅建学校通学や受験費用は全て会社負担の好条件でした。






















