大谷巌一の〝ピンチはチャンス!〟逆風に帆を張るビジネスの創り方 イーソーコ取締役会長 大谷巌一(聞き手・出村亜希子) 第5回 代替物件で絶体絶命から大逆転
住宅新報 2024年8月20日 号 3面

前回、入社7年目の大谷はノウハウのない不動産営業で、A社とB社のダブルブッキングを生じさせてしまいました。B社からは損害賠償の訴訟も辞さないと言われ、大きなトラブルになりかけます。
絶体絶命のピンチをどう切り抜けるか。大谷が考えた秘策は、B社向けの代替倉庫物件の提案でした。経験もなく難しいのではとの不安に駆られますが、他に手は思い浮かびません。自身の強みも弱みも「即行動」だという大谷は、思い立ったら即行動。手当たり次第に倉庫会社へ連絡して空きスペースを確認しますが、全て満庫状態。不動産業者にもアプローチしましたが、当時は倉庫物件のマーケットがなく、倉庫の賃貸物件化は稀で、どこも取り扱っていませんでした。
そうこうするうちに、期限は迫ってきます。各倉庫を巡るトラックドライバーなら倉庫の情報を知っているのではないか。そう考えて毎日何人ものドライバーに声掛けし、諦めかけた時、「すぐ近くの○○倉庫の倉庫が空いている」という話を聞き出しました。しかし、○○倉庫には、つい先日、電話で確認して断られたはず。半信半疑ながら藁にもすがる思いで自転車を漕ぎ、大急ぎで○○倉庫に向かってみると、○○倉庫は新築で、なんと1棟まるまる空いていたのです。






















