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スタンダード会員限定各地で災害 宮崎震度6弱、住宅70棟超被害 台風で記録的豪雨も

住宅新報 2024年8月20日 号 2面

総合
各地で災害 宮崎震度6弱、住宅70棟超被害 台風で記録的豪雨も

土砂災害に注意

 8月8日、宮崎県の日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生した。同県日南市で最大震度6弱を観測したほか、同県と鹿児島県で震度5強~5弱を記録。総務省消防庁の発表(8月15日現在)によると、人的被害は重症3人、軽症12人。住宅については、鹿児島県で全壊1棟、宮崎県で半壊2棟、一部破損が宮崎県72棟、鹿児島県4棟で、計79棟の被害が確認されている。また、エレベーターでの閉じ込め事案も3件発生した。

 同地震の発生を受け、国土交通省は同日に特定災害対策本部を設置。影響を受けた23市12町とホットラインを構築したほか、TEC-FORCE等を延べ74人(15日現在)派遣した。

 また気象庁は8日、南海トラフ地震の想定震源域で大規模地震の発生可能性が高まっているとして、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」(今週のことば)を発表。防災や緊急時の避難に向けた対応を呼び掛けた。

 9日には、神奈川県西部を震源とする最大震度5弱の地震が発生。被害については、軽傷者が3人で住宅被害の報告はない(13日現在)。この地震については南海トラフ地震との関係は低いとされており、政府は15日に「(宮崎県日向灘を震源とする地震以降に)地殻変動等の得意な変化が見られなかった」として、同「注意」の呼び掛けを終了した。

 ただし、揺れの大きかった地域では地盤が緩んでいる可能性があるため、消防庁などは今後も土砂災害への注意を促している。なお、住宅金融支援機構は、宮崎県日向灘の地震により住宅に被害を受けた人に対し、ローンの返済や災害復興住宅融資等に関する相談の受け付け窓口の周知を図っている。

東北で住宅浸水等

 他方、一連の地震とほぼ同時期に大型の台風が発生し、豪雨等による被害をもたらした。12日には、台風5号が岩手県大船渡市付近に上陸し、東北地方を横断。この台風の影響で、岩手県では10日からの総雨量が400ミリを超え、平年8月の1カ月間における降水量の2倍以上の記録的な大雨となった。消防庁のまとめ(14日現在)では、人的被害の報告はないものの、岩手県で床上浸水4棟、床下浸水10棟のほか、青森県で住宅1棟が一部破損する住宅被害が発生している。

 更に、16日から17日にかけては、台風7号が強い勢力で東日本や北日本に接近。いずれの台風についても、影響を受けた地域では「土砂災害、低い土地の浸水及び河川の増水や氾濫、暴風や高波に厳重に警戒」するよう、国は注意を喚起している。

   ◇    ◇   

 住宅への被害が発生した地域では、建て替えや住み替え、リフォームなど、各分野の住宅関連需要が見込まれる。国や自治体、業界団体等による支援も想定され、事業者には情報収集や相談対応等への準備が望まれる。

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