〝調達購買DX〟で現場変革 適正価格を導き出して不動産活用
住宅新報 2024年8月6日 号 20面
THIRD(サード、東京都新宿区)は、工事原価の削減とそのデータの利活用を支援する工事金額適正化クラウドシステム『工事ロイド』を提供している。不動産ディベロッパーや多店舗展開するホテル、百貨店、飲食・小売業の設備更新工事業務の効率化と最適化を支えている。
同システムは電気・機械・消防設備工事の見積書をアップロードすると、部材型番の明細表上の数量と単価から、独自AI(人工知能)が自動で工事費の〝適正価格〟を数分で算出する。同社と提携する複数の問屋での最安値となる卸値の掛け率や歩掛を反映する。元の見積金額と対照して「割高」や「割安」などが分かる(イメージ図(上))。
様式の不統一な見積書であっても、そのPDF画像を基にAI―OCR(光学的射文字読み取り機能)が「Φ」(ファイ)などの特殊記号や専門用語も自然言語処理技術で読み取る。データ変換して見積項目を自動抽出し、搭載する73万件超の資材価格のデータベースと照合する。数量化されない「運搬交通費一式」「清掃費一式」などは見積額のままとするか、当事者間での別途詳細な協議を自動提示する。残業の発生要因でもある事務作業の軽減と効率化を実現して「2024年問題」にも対応できる。























