住宅ローン比較診断のMFS 東証グロース上場 順調に成長も市場評価厳しく 早期の粗利確保へアクセル
住宅新報 2024年6月25日 号 1面
住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」を運用するMFS(東京都千代田区)は6月21日、東京証券取引所の新興企業向けのグロース市場に上場した。初値は、公開価格の400円を下回り、同日の終値で345円だった。同日、東証で事業戦略説明会を開いた。同社は2014年10月に創業し、住宅購入を検討する人に最適な住宅ローンを無料で提案しており、住宅ローン提案の自動化などを進めて会員数を積み上げてきた。24年3月時点で7万5000人となり、累計20万人以上が利用している。収益構造としては「審査申込単価」と「審査申込当たり顧客獲得コスト」の幅が営業利益だ。
今後の成長戦略としては、不動産会社にモゲチェックを利用してもらうことを挙げており、今後、不動産会社がローンステータスを把握できるモニタリング機能を追加する予定だ。不動産投資サービス「INVASE」がもう一つの収益の柱であり、当面の目標として物件仲介数を増加させるアプリサービスを拡充する。
金利が向かっているタイミングでの上場だが、中山田明代表取締役CEO(写真㊧)は、「住宅ローンの利用状況を見ると、金利上昇との相関性は見られないし、インフレは国の政策でもある。投資では賃料の増加にも期待できる」などと説明するとともに、「上場は起業時から考えていたこと。上場により金融機関からの信用も得られる」と話した。























