「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第45回 未だに賃貸住宅で起きるシックハウス問題
住宅新報 2024年3月19日 号 18面

本紙先週号及び先々週号の「ADR相談からみる事業者のためのトラブル事例―傾向と対策」において2週に渡ってシックハウスのトラブルが報告されており興味深く読んだ。実は筆者もシックハウスについては苦い経験があり、この問題についてオーナーも不動産業者も知識を深め慎重に取扱う必要性を感じている。
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今から約20年以上前の話である。管理する賃貸住宅の一室(約35m2)をリノベーションすることになり、その全般をプロデュースする立場になった。リフォーム業者と複数回の打ち合わせやオーナーとのやり取りなどを続けてベストなプランが決まりかけていたが、その案では当初の予算をオーバーすることが分かった。そこで予算を削るためにリフォーム業者との相談で2つの案が出た。一つは床、壁、天井のすべてを塗装で済ませるもので、もう一つは玄関ドア全面にダイノックシートを貼るというものだった。これだと予算内で施工でき、当初のリノベーションイメージも保てるとのことでオーナーの了承も得て施工が始まった。






















