トランクルームのエリアリンク 出店加速、2倍の20万室へ 蓄積データ分析で効率的に
住宅新報 2024年3月19日 号 3面
トランクルーム運営(ストレージ事業)大手のエリアリンク(東京都千代田区、鈴木貴佳社長)はこのほど事業説明会を開き、今後出店ペースを加速し、29年度には現在の2倍となる「運営室数20万室」を目指すと発表した。顧客属性や時期、エリア、稼働率などこれまで蓄積したデータを分析することで、「効果的な出店エリアの選定と早期の満室稼働が可能になった」(同社)。それらを生かし、出店スピードを引き上げる。出店ペースを24年に年間1万室、29年には年間2万5000室とする計画だ。
同社は「ハローストレージ」のブランドのもと、23年12月末時点で2160物件・10万1379室を運営。エリアとしては昨年、沖縄にも出店し、全国47都道府県での展開を達成した。物件は郊外や地方都市の遊休地を借りてコンテナ設置する「コンテナ型」が大半で、そのほか、都市部のビルの空フロアに入居する「ビルイン型」、土地を取得して建物を建設する「建築型」の計3種類を手掛ける。土地やフロアを借り上げる「コンテナ型」と「ビルイン型」は初期費用が抑えられるため18%の高利回りで運営できているという。
最近は、人口や世帯数、所得などのデータベースから導き出す出店戦略(商品、エリア、室数、価格)の精度が向上。新規開設から損益分岐点の稼働率55%に達するまでの期間が、以前は1年ほど掛かっていたが、昨年は4カ月程度まで短縮されている。






















