古民家宿の物語 日本全国リノベーション (61) 東京都町田市「みんなの古民家・はなれ」(上) 農村の面影伝える茅葺屋根を守る
住宅新報 2024年3月5日 号 11面

一部を黒いトタン屋根にした独特なデザイン
この民泊施設は、母屋である茅葺屋根の家を守るために作ったと宿オーナーの石川健さんは言う。茅葺屋根は維持コストがかかるからだ。負担に耐えかね、ほとんどの古民家では茅葺屋根をやめている。そのコストを民泊の収益から捻出するのが狙いだという。
母屋である茅葺屋根の古民家は、石川さんの実家で、江戸時代初期より地元で農家を営んでいた。現在の当主は同氏のお父さまが務めている。47年前の昭和52年に石川家では隣に新居を建築したことで、その後、茅葺屋根の古民家を取り壊すか保存するかの間で揺れ続けた。
かつて存続の危機が






















