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スタンダード会員限定ひと 賃貸入居の理解促進へ 13言語で住まいのルールブックを作成した神奈川県住宅供給公社 鈴木 航さん

住宅新報 2023年12月19日 号 2面

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政策
ひと 賃貸入居の理解促進へ 13言語で住まいのルールブックを作成した神奈川県住宅供給公社 鈴木 航さん

 今年11月、賃貸住宅でのルールやマナーを記載した「住まいのルールブック」多言語版を作成した。文化や生活習慣が異なる外国人居住者の円滑な共同生活をサポートすると共に、日本人入居者も暮らしのルールを再認識し、より安心・安全・快適な賃貸生活を促進するためのもの。日本語に加え、英語や中国語、スペイン語など13言語で作成。公社一般賃貸住宅69団地約1.2万戸を対象に、今年度中に配布する計画だ。

 この作成を担ったのが、同公社賃貸事業部運営管理課の鈴木さん。これまでに衣・食分野に従事した経験もあり、「暮らしに関わる業務に関心が高かった」と18年1月に入社。公社一般賃貸住宅に関する顧客対応を担当し、様々な価値観があることを学ぶ日々という。例えば、マンションタイプに住む若年世代が多い地域では、「たばこのにおいや上下階の騒音に関する苦情が多い。特に在宅時間が増加したコロナ禍ではその傾向が顕著」と振り返る。

 同公社では、既に新規入居者向けに冊子を配布してきたが、設備の説明や入居後の手続き方法等も含まれていたためボリュームがあり、言語は日本語のみ。そこで、ごみの捨て方や共用部分に関する留意点、生活音への対応など、これまで問い合わせの多かったテーマを抽出し、イラスト付きの分かりやすいコンパクト版として作成することに。「国籍を問わず、公社賃貸に住む全ての人が共通のルールを守り、気持ちよく安心して過ごしてほしい」とその狙いを話す。

 今後は、近隣の自治会や管理会社に配布することも想定しているとし、「言葉の壁を乗り越える、コミュニケーションツールとなることを期待する」と話す。また、高齢居住者の孤独死やひきこもりといった課題についても「他部署との連携の中で学ぶ機会を持ちたい」と意欲を見せる。

 休日は山登り、消防団活動に励む。 (佐々木淳)

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