ひと 「国だからこそ」の仕事に尽力 7月に国土交通省の不動産市場整備課長に就任した 二井 俊充さん
住宅新報 2023年11月21日 号 2面
連載: ひと

不動産の投資市場や情報環境の整備など、業界の円滑な発展と成長へ向けた政策を担う不動産市場整備課。主な事業としては、土地・建物を一意に特定する共通コード「不動産ID」の具体化を始め、不動産市場におけるESG投資の推進など、社会的要請も踏まえた市場整備を手掛ける。足元では、年末に掛けて進められる税制改正のうち、担当分野である固定資産税の負担調整措置の延長等に関する業務に奔走する。
加えて、政府の掲げる「貯蓄から投資へ」の方針も念頭に、「不動産業界側の円滑な資金調達はもちろん、国民への金融資産提供の意味でも、不動産投資市場の拡大をしっかり進めていきたい。そうした整備の進展はアセットの拡大・優良化も促し、(直接の投資リターンにとどまらず)より良い街づくりや不動産市場の構築を、国民皆の資金で支えていくことにもつながる」と施策の意義を述べた。
直近は、大臣官房人事課の企画官。それ以前も「比較的長い期間、内部管理の業務に携わってきたため、個別の政策に関わるのは久々。新鮮な気持ちで、大きなやりがいを感じている」と顔をほころばせる。
今後の展望に関して、「不動産自体は誰もが何らかの形で関わるため、上手く環境を整えて使うことで、不動産業界に限らず広い範囲で波及効果と恩恵を得られる。不動産IDがその基盤構築の典型だが、広く業界内外からの大きな期待を実感している」として、政策の重要性を強調。続けて、「(不動産IDの)実現に向けたハードルは高く、課題も多い。それだけに、国だからこそできるスケールの大きな仕事でもある」と語り、取り組みへの強い意欲を示した。
小学校2年生で少年野球に打ち込む息子と、幼稚園年少の娘の成長を楽しみにしており、「平日は仕事、休日は子育て」に全力投球の日々。山口県山口市出身、45歳。(佐藤順真)






















