不動産テック協会 グローバルサミット開催 自ら市場をつくり出す
住宅新報 2023年10月24日 号 8面

不動産テック協会(東京都渋谷区)の海外連携部会は、海外VC(ベンチャーキャピタル)をゲストに迎え、国内の不動産テック企業が集うイベント『不動産テックグローバルサミット』を10月18日に東京都内で開催した。
不動産テック領域で世界最大の10億ドル分を運用する米国・Fifth Wallのイボーン・ブーン氏は、「環境や市場の動向、ESGや脱炭素などに取り組むテナント企業の意向や傾向の把握が重要で、不動産運用では〝現状維持〟の贅沢な考え方は許されない。対応には人の労力に依存せず、最新テクノロジーを活用する。今から始めなければならない」と解説した。
また、不動産関連技術に着目して世界175社超に投資をしている米国・Metapropのザック・アーロンズ氏は、「アジア圏の投資先として韓国やシンガポール、インドネシア、東京が注目されている。現在は、トグルホールディングス(東京都千代田区)に投資しているほか、三井不動産、前田建設工業、旭化成、住友商事などと連携している。米国から遅れている日本の不動産テックは、企業向けの革新的サービスを提供し、自らが〝市場をつくる〟必要がある」と説明した。
座談会では、登壇したClas(東京都目黒区)、estie(東京都港区)、Sanu(東京都中央区)、ヤモリ(東京都港区)、ツクルバ(東京都目黒区)、TERASS(東京都港区)の各氏の発言要旨として、「国内は不動産会社間でも〝情報の非対称〟がある。米国のように不動産データが整備され、誰でもアクセスできる環境が急務。その実現で不動産市場が一層活性化していく」と強調した。






















