ひと 経験生かし空き家対策など注力 7月に国土交通省の不動産業課長に就任した 川合 紀子さん
住宅新報 2023年10月10日 号 2面
連載: ひと

これまでは住宅局でのキャリアが長く、既存住宅流通促進や安心居住推進など、住宅分野における社会課題に関連した施策に多く携わってきた。初となる不動産業課の業務について、「これまで取り組んできた分野と、社会課題や地域課題という点では共通する部分が多い。しかし、それをビジネスの課題解決にどうリンクできるか、またどのように支援できるかという面で、今までとの違いを感じている」と話す。
併せて、「不動産業は歴史的にも、柔軟に時代に合わせて発展してきた。不動産証券化なども一つの例だが、周辺の別産業を理解した上で取り組むことで発想は広がる。今までの経験を生かしつつ、現場の声を可能な限り聞きながら、官と民の役割を図って事業者の課題解決につなげていきたい」と抱負を述べる。
目下の重点課題の一つとして、空き家対策を挙げる。「前提として、不動産業界、宅建事業者の仕事を増やす方向で政策を考えていきたい。いかにして需要と供給を高め、市場を作っていくかが重要なため、空き家になってしまった後に対応するだけでなく、もっと早い段階で管理や流通によるアプローチをしていくことを考えていきたい」と述べる。






















