古民家宿の物語 日本全国リノベーション (42) 北海道函館市「えびすまち高田屋」(下) コロナ禍で試行錯誤の先に見たもの
住宅新報 2023年7月11日 号 11面

古民家宿の内観は、デザイナーの提案で和のテイストを強調
実情に合わせた戦略
高田さんは古民家宿の開業に当たり、ユニークな方法を取っている。大きな一軒の古民家のうち、賃貸でコーヒー屋、民泊の部屋、旅館業の部屋といくつもの用途の複合施設になっている。大きな理由は、旅館業で200m2を超えると、消防設備の条件が上がってしまうからだ。もっとも函館は雪が少なく、スキー場がないので冬は閑散期になり、1年間丸々やる必要はない。「うちは年間稼働率が50%を超えることはほぼないので、民泊の年間180日を最大とする規制でも賄える」と高田さん。稼働率の追求が厳しい中、客単価をいかに上げるかが大事だという。
古民家を前面に出して、特長を出すことで付加価値を高められたと高田さんは振り返る。古民家宿ではデザイナーさんと相談しながら壁の色やインテリア、ベッドが決まっていき、カラフルなインパクトのある空間になっている。






















