ひと 地域の居場所作りに挑む 共立女子大学建築・デザイン学部建築・デザイン学科教授 高橋 大輔さん
住宅新報 2023年5月2日 号 2面
連載: ひと

共立女子大学は今年4月に「建築・デザイン学部」を開設した。前年度までの家政学部の建築・デザイン学科からスピンオフした格好だ。「当校は素直な学生が多い。生活を考えながら建築に関わっていける人材を育てたい」と話す。カリキュラムとしては、「これまで建築とデザインにやや距離感があったが、新学部スタートを機に融合的に、横断的に学べるようにしたのが特徴。最新デジタル機器を備えた工房で建築とデザインが向き合える場所とスタッフをそろえている」と胸を張る。
専門は建築計画学。博士(工学)で1級建築士でもある。博士課程在学中に友人と設計事務所を立ち上げて公共施設の建築計画などに携わってきた。現在も茨城県で地域の居場所となる機能を持った新しいスタイルの動物病院を計画中だ。『地域の居場所づくり』をキーワードに空き家の利活用に取り組んでおり、全国の過疎地も飛び回っている。社会問題化した空き家の形成に興味を持ち始めたのは90年代後半。当時は商店街の疲弊に反し、大型商業施設の開発が相次いだ時期に当たる。
「自分が担当して設計した学校にも空き教室が増えて地域の居場所として開放されたり、学童として使われたりする。子どもや高齢者の居場所に転用されるのを見ると、建物を作るだけがすべてではないと思えた」ことを振り返る。






















