三鬼商事調べ 都心5区ビル市況 59カ月ぶり賃料2万円割れ 空室率も再び上昇
住宅新報 2023年4月11日 号 11面

オフィス仲介大手の三鬼商事は4月6日、東京都心5区のオフィスビル市況を発表した。それによれば、3月の平均空室率は6.41%(前月比0.26ポイント上昇)となり、3カ月ぶりに上昇に転じた。3月は竣工1年未満のビルで成約が進んだ一方、大規模ビルが募集面積を残して竣工し、既存ビルでも床面積縮小などに伴う解約があったことが影響した。この1カ月間で空室面積は約2万3100坪増加した。
エリア別に空室率を見ると、千代田区4.16%、中央区7.04%、港区8.99%、新宿区5.95%、渋谷区3.95%だった。空室率が低下したのは千代田区と中央区のみで、グループ集約に伴う解約があったものの、建て替えによる大型成約が進んだり、竣工1年未満の大規模ビルの成約も進み空室率を押し下げた。
平均賃料は1万9991円となり、18年4月以来59カ月ぶりに2万円台を下回った。平均賃料下落は32カ月連続で依然として下げ止まり感がない。エリア別に見ると、平均賃料が上昇したのは新宿区と渋谷区のみだった。最も高い賃料は千代田区の2万2752円、最も安い賃料が新宿区の1万8243円だった。






















