東京都環境建築フォーラム CO2算出、ルール整備急務
住宅新報 2023年4月4日 号 2面

東京都は3月24日、22年度東京都環境建築フォーラムをオンライン開催した。「ゼロエミッションビルディングの拡大に向けて」をテーマに、建物の生涯にわたって排出される温室効果ガスの総和である「エンボディド・カーボン」の削減について、足元の取り組みや課題等を共有した。
慶應義塾大学教授の伊香賀俊治氏が「エンボディド・カーボン削減の重要性と展望」と題して基調講演。脱炭素建築の推進に取り組む国の政策背景や建物竣工までのCO2排出量の情報開示の必要性の高まりを説明し、住宅・建築SDGs推進センターが事務局を務める「ゼロカーボンビル(LCCO2ネットゼロ)推進会議」が取り組む評価ツール開発に向けた考え方と現状を紹介した。
三井不動産サステナビリティ推進部長の山本有氏は、日本建築学会の「建物のLCA指針」を基に自社で実務向けにアレンジした「建設時GHG排出量算出マニュアル」の策定経緯を紹介。更に不動産協会内に検討会を組成し、課題・知見を集約した上、近日、マニュアルが公表される見込みであると説明した。


























