医療、建築連携の加速を 住宅断熱による健康影響を報告 JSBC
住宅新報 2023年2月21日 号 2面
日本サステナブル建築協会(JSBC)は2月14日、住宅の断熱化と居住者の影響に関する全国調査の第7回報告会をオンライン形式で開催した。国土交通省スマートウェルネス住宅等推進事業調査で得られた「生活環境病」予防の医学的エビデンスと改修5年後追跡調査の速報を報告すると共に、医学・建築学が連携して事業を推進するための方策について議論を深めた。
同事業を進める同省からは上森康幹住宅局安心居住推進課長が、住まいの断熱化および建築物省エネ法等に関連した制度整備の状況を報告した上で、「省エネや断熱性能向上の成果やメリットを一般消費者に分かりやすく周知していくことが重要」と述べた。
報告会では、伊香賀俊治慶應義塾大学教授が全国2000世帯・4000人の測定を伴うこれまでの調査成果を報告。改修前後調査から得られた知見として、室温の低さが血中脂質や心電図異常、睡眠の質等に影響すること、住宅の断熱化によって血圧が有位に低下することを示した。更に、新たに得られつつある知見として、「低い室温でありながら寒さを感じない居住者」や「高断熱化と暖房の医療経済評価」などを挙げ、今後の分析を深めたいとした。



























