「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第16回 戸建て賃貸の出口における注意点
住宅新報 2023年1月3日 号 24面

前回のコラムでは戸建て賃貸の賃貸経営上におけるデメリットや注意点について書いた。今回はその出口についての内容である。
投資としての戸建て賃貸の出口が簡単なものではないとは容易に想像できるだろう。新築や良い状態の中古戸建てを買おうとすると相応の価格なので利回りが十分に取れない上に、そうした新築や築浅の戸建や状態の良い戸建てはあまり出回っていない。したがって、投資となると築古戸建に目が行くことになる。ただ、築古のものを賃貸に出し、例えば5年や10年保有して売却した場合に売却益が出るだろうか。難しいだろう。
売り方としては入居者を付けたままオーナーチェンジとして売る方法があるが、そうすると利回りで売ることになる。投資家が相手となるとある程度の利回りを出す必要があり、結果として売値は低くなる。このように戸建て賃貸はキャピタルゲイン(売却差益)が得にくく、主としてインカムゲイン(賃料収入)で収益を得ていくビジネスモデルとなる。






















