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スタンダード会員限定アーバネットC・学生アートコンペ 金属で植物表現し最優秀賞 受賞は広島市立大の平尾さん

住宅新報 2022年10月25日 号 5面

総合
受賞の喜びを語る平尾祐里菜さんと作品画像

受賞の喜びを語る平尾祐里菜さんと作品画像

 アーバネットコーポレーション(東京都千代田区、田中敦社長)は10月17日、「第22回アート・ミーツ・アーキテクチャー・コンペティション

(AAC)」の最優秀賞発表・表彰式を開催した。同社の開発するマンションの共用部に展示する立体アート作品を学生から募集するコンペで、物件の付加価値向上と共に、若手芸術家の支援や育成を目指すための催し。

 今回は最終審査の議論が白熱し、審査時間の延長による表彰式開始時刻の繰り下げという異例の対応が取られるほど、入賞3作品の評価が拮抗。その結果、広島市立大学大学院芸術学研究科造形計画研究金属造形に所属する平尾祐里菜さんの作品「千種万花(せんしゅばんか)」が、応募総数93作品の中から最優秀賞に選ばれた。完成作品は、同社の施行する新築マンション「ラグゼナ錦糸町」(東京都江東区)のエントランスホールに常設展示される。

 平尾さんの作品は、銅や銀、純金などを用いて樹木と花を形作ったもの。東京23区の〝区の花〟〝区の木〟を調べ、重複するもの除いた10種類を1本の枝の中に共存させるという造形で、物件の所在地である江東区の花「サザンカ」を、特に目立つ色彩で仕上げるという工夫も盛り込んだ。

 平尾さんは最優秀賞の受賞を受け、「以前から『とても魅力的な賞で、いつか応募してみたい』と憧れていたコンペで最優秀賞に選んでもらい、本当に心からうれしく思う。マンションのエントランスに飾る作品ということで、通常よりも安全面や耐久性などに配慮する必要があり、とても多くの経験を得ることもできた」と喜びを語った。

 9月28日付の体制刷新により、社長から会長兼CEOに就任した服部信治氏は、同コンペについて「機能性が重視されるマンションという住まいの中でも、アートにより心安らぐ空間造りを目指すと共に、作品の設置場所が限られる立体造形という分野を志す学生に、マンションの共用部という空間の(展示スペースとしての)適性に気付いてほしいという意図がある。この機会が、若者の登竜門となってくれれば」と説明。参加者らに励ましの言葉を贈った。

 併せて会場では、同コンペの作品募集告知ポスターを募る「AACポスターコンペ」の表彰式も実施され、作品「作る」が最優秀賞に選ばれた鮎川裕之伸さん(多摩美術大学美術学部1年)に表彰盾が授与された。

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