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スタンダード会員限定物流不動産ビジネス ケーススタディ オフィス・店舗の可能性(2) スケルトンの魅力 倉庫ドクター・コンサルの現場から 第3回 イーソーコ総合研究所 代表取締役 出村亜希子

住宅新報 2022年6月14日 号 3面

総合
物流不動産ビジネス ケーススタディ オフィス・店舗の可能性(2) スケルトンの魅力 倉庫ドクター・コンサルの現場から 第3回 イーソーコ総合研究所 代表取締役 出村亜希子

 賃貸物件は内装仕上げをしてから入居者を募集するのが一般的です。ところが、オフィスや店舗はオーナーが用意した内装を一旦撤去し、企業やお店の目的・雰囲気に合った内装を改めて設える場合が少なくありません。しかし退去時には再び原状回復し、次の入居者はまた好みに合わせて内装をやり直します。これでは資源もコストも無駄になり、何のための原状回復かと考えてしまいます。

 昨今、スケルトン状態で賃貸し、内装を自由に設えられる大手ディベロッパーによる新築オフィスが増えています。こうした内装のニーズが増えた主な理由は2つ。1つは、先に述べた資源やコストの問題です。

 最近は環境意識の高まりから、スクラップ&ビルドによって生まれた新築物件ではなく、サスティナビリティを重視した築古物件のリノベーションが改めて注目されています。既存のものを生かし、できる限り長く使うことで環境負荷の低減につなげる取り組みで、内装も環境負荷の少ない素材・工法や、既存の内装材の再生・再利用などが選択されるようになってきました。床材やパーティションなどの再生技術も発達し、以前使っていたオフィスの内装を再生して新しいオフィスで使う例も増えています。新たな内装に比べ環境負荷が低いのは言うまでもありません。

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